風と雪のしわざ
町のせせらぎ公園のなかに、ちょっとした池があります。その一部は浅くて、天気しだいで湿地状になったり水
が溜まったりと変化します。写真前半は雪が止んで晴れた日にここで目にした造形です。風と雪の共同作品で
しょうね。大きいのや小さいの、雪が作る起伏が風に磨きをかけられてたおやかな曲面になりました。白兎か何
か、毛のふさふさした動物を連想させるところもあります。
撮りおわって歩きはじめたら、顔に冷たい感触が。道に張り出した高い木を風が揺すって、枝の上の粉雪をふ
り落としたのです。池がある分だけ谷筋が広がっているので、風の通りがいいのでしょう。秋にはよく枯れ葉が舞
っている場所です。湿った雪だとどさっと落ちますが、乾いているので風に乗って顔にかかりました。
30年ほど使っていた炊飯器がダメになって買い換えました。ご飯を炊いてみてびっくり。今までになく味がいい
のです。一番安い特売品だったのですが、時代とともに技術が進歩していたのですね。もっとも冷凍保存したら
前とあまり変わらなくなりました。面倒くさがり屋ですから、まとめて炊くものですから。カレーなんかならいいけ
れど、白米そのものを味わうにはこまめに炊かなくては。でも、半カップずつ炊くわけにもいかないし。こういうと
き独りぐらしをかこつことに。