カモとシマエナガ
晩秋から冬にかけては野鳥が目に付く季節です。北見市街にある野付牛公園のカモは人に慣れていて、カメ
ラを構えていると撮ってくれといわんばかりに近寄ってきます。日当たりのいい岸近い林を、一列になって散歩し
ている一隊もいました。美幌川のカモはこんなにサービスがよくなくて、すぐに飛び立って逃げます。まじかで見
るとまるまる太っておいしそう。狩猟採集の時代から開拓農民の時代まで、人々の貴重な冬のたんぱく源になっ
てきたのでしょうね。その記憶を代々受け継いでくれば警戒心も強いでしょう。街の公園では狩る人がいないと学
習して安心しているのかな。野付牛公園でも親と離れている若いカモはやっぱり逃げます。
葉を落とした木の枝だとシマエナガもカメラで捉えられます。日本では道内でだけ見られる野鳥だとか。かわい
い感じがするのは、目の周りが白くて黒い線がないためでしょう。早春に番いを作るまで、同じような他の鳥をま
じえたりして群れで越冬するそうです。町内のせせらぎ公園外れにある林で、うるさいくらいに鳴き交わしている
一群に出会ったことがあります。年が明けてあたりが白くなったらまた行ってみます。