サンゴソウとユリカモメ

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 埼玉にいたころは気持ちに野鳥を観察する余裕のないくらしでした。いま思うと恥ずかしいほど心が貧しかった

みたい。それで、ユリカモメの名前は知っていましたが、実際にこんな姿だと意識したのは屈斜路湖畔が最初で

す。それまでも見てはいたのかもしれないのに。今日の写真は卯原内です。

 図鑑で確かめました。夏羽だと頭が黒で冬羽だと白です。9月は生え変わりの途中のようで、頸や頭にまだ白く

なりきっていない部分が残っています。見るといつも、化粧した安女郎が思い浮かびます。体躯の白と嘴・脚の

赤の対比が、映画か何かの、首から上に刷毛で塗った白粉と唇にさしたどぎつい赤の映像に重なるのでしょう。

頭部の黒い夏羽だとそんな感じではないですけど。

 夏の異常高温のせいで、今年はサンゴソウの色づきが1週間ほど遅れているとか。でもこのところ朝夕が寒く

なって、今などフリースの上着に毛糸のチョッキ、それに足元に電気ストーブをつけている始末ですから、そろそ

ろ最盛期を迎えているでしょう。今日は日曜日。晴れたら、卯原内はたいへんな人出で、屋台の食べもの屋も掻

き入れになると思います。でも一昨日来の雨があがるかどうか。今は降っていないけれど、黒雲に切れ目はあり

ません。いずれにしても人ごみが嫌いなわたしは出かけませんが。