秋の湖畔草原 高齢者の知的能力(承前)

 そらさん、 生老病死は誰もがたどる道。わたしの前にも後にぞろぞろ歩く人が。前を行く人に先の様子を聞き
 
たいな。わたしはそれを後の人に伝えます。
 
 
 オリオンさん、レンコンを採るための水を張った畑ですかね。蓮の実は食べられると何かに書いてあったよう
 
な。ハマナスの実も食べられるそうですが、誰だったか、遺跡のボランティア学芸員だったかな、あまりおいしくな
 
いと言っていたので、わたしは口にしたことがありません。公園ではともかく、郊外の道の脇などで見ることがあ
 
るから、摘んで食べても文句は言われないでしょうね。
 
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 サロマ湖東端に、くびれて別な湖のようになった水面があります。ワッカ原生花園で、ネイチャーセンター裏の
 
草原は、この水面に沿って広がっていて、まだ色づき薄いサンゴソウ群落がその一画に。黄色の花はアキノキリ
 
ンソウ、それに赤いハマナスと葉の黄色い草、シロヨモギなど。ゼンテイカやエゾキスゲ、エゾスカシユリではな
 
やぐ季節とは、一味ちがう風情です。
 
 
                <高齢者の知的能力(承前)>
 
 高齢期に入っても第3年代では、運動、知的活動、社会参加などの生活習慣や認知機能のトレーニ
 
ングで、機能の維持・向上・回復が可能だそうです。しかし第4年代に入ると、トレーニング効果にして
 
も学習能力にしても、低下は避けられないとされています。ただそれも年齢で機械的に決まるわけで
 
はなく、衰える機能の種類もペースも人によってさまざまです。運動や健全な心臓血管は認知機能に
 
いい影響があり、引退、親しい人の死、病気などからくる社会的孤立感で知能が低下することもある
 
と、書かれています。
 
 とにかく、遅くとも85歳を過ぎたら身体機能も認知も第3年代とはちがってくることは、覚悟しておい
 
たほうがよさそうです。そのころ、従前の水準の向上はもちろん維持のためにも、自分の努力が報わ
 
れる度合いは小さくなっている、ということです。わたしの場合(まだ生きているとして)は、なけなしの
 
金銭的蓄えも尽きはて、経済面からも選択肢はきわめて限られていることでしょう。
 
 そうなれば、どれだけ自分の尊厳を守れるかは、ほとんど他人に委ねられます。それでも、自分の
 
加齢変化とそれに対する社会や人の対応を冷静に観察して受け入れ、若いころから続いている思考
 
流れに組み込む、そういう主体性だけは手放したくないと思っています。そのために読んで、考え
 
て、書くための認知機能は、第四年代に入っても失いたくない。
 
 ブログを続けたら、衰えのペースを遅らす程度の効果があるかな。読んでくれる人がいるという想い
 
は、社会的適孤立感を緩和してくれますし。どうぞ末永いお付き合いを。(このテーマ終り)