そらさん、それでは摩周湖の深い青色をまだごらんになっていないのですね。全体としては晴れている日もけ
っこう多いのですが、本州の二千メートル級の山に似て、短時間で天気が変わります。お仕着せのパックツアー
では運不運ということに。2,3日の日程の方だと、わたしもうまく案内できなかったりします。予報や弟子屈の山
の様子を窺えばある程度予測が付くので、自分で行くときはまったく湖面が見えないことはまずありません。
クーラー漬けの毎日、うんざりするのでは。外に出れば炎天でしょうから、体調管理がたいへんですね。寒熱
ストレスは体にこたえますので、どうぞおだいじに。こちらは今日から一週間雨と曇りの連続のようで、昨日で暑
さの峠を越えたのかもしれません。オホーツク地方らしからぬ湿気は歓迎できませんが。
七月後半からときどき、枝の一部が紅葉している樹を見かけるようになりました。最初の二枚は美幌霊園のナ
ナカマドです。次は北見フラワーパラダイスの桜。そして裏摩周(第二展望台)と美幌せせらぎ公園のカエデ。樹
勢が衰えて水や養分が行き届かなかったり、虫や菌に寄生されて枝が病んでいたりすると、早々と落葉の準備
を始めるのでしょうか。
それでなくとも八月後半には秋になるこのあたりです。本州よりずっと遅く始まる子どもたちの夏休みも、早々
と終わります。その分冬休みが長いのですが。
食べ続け、配り続けたウチのグリーンレタスは、十株余残っているのに、トウが立ってもうすぐ食べられなくなり
そう。もったいないけれど、畑の肥やしにするしかないようです。そろそろ秋播きホーレンソウの準備をしなくて
じめました。キューリ、ピーマン、ネギはまだまだ毎日収穫できます。カボチャは茂った葉の陰にいくつ隠れてい
るのか、見当もつきません。水遣りをしていると、思いがけないところで長靴の先にこつんと当たりますので、か
なりの数のようです。
狭い庭なのに、秋になってもお店の野菜はほとんど買わなくてすみます。短い夏ですが、雪が来るまでまだま
だ自然の恵みは絶えません。工夫して少しは冬まで持ち越さなくては。トマトはソースにして冷凍、バジルは乾し
て粉末に、大葉は塩漬け、カモミールとミントは乾燥させてお茶用に。1月から3月までの3ヶ月は、屋外の日陰
が天然冷凍庫になります。年内を凌ぐ工夫があれば、この巨大な収納力を利用できます。カボチャなら12月ま
では室内保存が可能なので、茹でて屋外冷凍保存を試してみましょう。