草木茂る
タムラ、残念ながらあれは一枚しか撮りませんでした。今度また機会があったらもっとよくわかるように撮りま
す。夏や秋の温根内も一度は行きたいし。
クレマチスさん、そちらの梅雨時はやっぱりじめじめですか。このあたりでもいまは比較的雨の降る日が多い
のですが、一日中続くことはほとんどありません。降っていても肌寒いだけで、あまりじっとりという感じではない
ですね。昨日は夕立、5分ほどで止みました。庭の野菜や花が喜んでいました。
しばらく足が遠のいている間に、魚無川沿いの林は夏の雰囲気に変わっていました。3週間前の可憐な花々は
姿を消して、草木がうっそうと茂っています。今の主役はバイケイソウ。1.5メートルにもなりますから、茂った
草叢でも花穂だけは見えています。昨日アップした写真で蕾だった株は満開でした。と言っても、少しも華やかさ
はありません。オオウバユリはバイケイソウに負けないのっぽですが、いまはまだ50センチほど。草叢の主役
交代は1月ほど後でしょうか。
触ると痛がゆいイラクサに気をつけながら歩いていたら、樹がまばらで陽が洩れるあたりに小さな白い花の群
れが。きっとエゾノクサイチゴです。図鑑で見ると実はヘビイチゴに似ています。でもこれは食べられます。実っ
たら味わってみましょうか。道内には20種以上の野生イチゴがあって、ヘビイチゴの仲間以外はほとんど食べ
られるようです。春の山菜は熱心に採る人が少なくないけれど、ベリー類はそうでもないみたい。栽培されている
果物が豊富だからでしょうね。でも果実酒用に採る人はいるのかな。
フィンランドでは季節になると都会からも来て、大勢の人がベリーを摘みに森に入るとか。この国では法律で、
私有地でも山菜、ベリー、キノコの採集は許されているのだそうです。道内では「私有地に付き立ち入り禁止」の
立て札をよく見ます。それに国立公園などでは一切の採集が禁止です。せめて北海道くらいは森を楽しむ人を
増やす工夫をしてほしい。そうしなければ本当のエコ感覚なんか育ちませんよ。北海道は「縄文文化」を体験観
光の売りにすればいいのになー。現代の生き方を問い直すことにもつながりますし。