ワタスゲ 国の将来ビジョン

 まりさん、ニュルンベルクといいハンベルクといい、歩き回って佇んで眺めれば、時間を忘れそうな街ですね。
 
それでもしばらくぶりの我が家はまた格別なのでは?
 
 
 そらさん、ご心配ありがとうございます。37度を割るところまでに熱が下がって、少し楽になりました。平熱が5
 
度台ですからまだ少し高めで、歯茎が今になって腫れてきていますが、だるさは少なくなりました。
 
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 体調がよければ出歩きたい季節ですが、まだ少し自重しなくては。というわけで、また釧路湿原の花です。ワタ
 
スゲはタンポポの綿毛にも似ています。でもこれはれっきとした花です。種をなかに抱えてしっかり茎に付いてい
 
るので、毟っても取れません。
 
 
 菅首相が消費税10%案を提起しています。5年前にわたしは『フィンランド・・・・・』で、こういう意味の主張をしま
 
した。環境・情報・医療・福祉などを産業として振興させ、産業構造転換に伴う失業、住宅困難、職業教育、など
 
を公的に下支えし、時代に即した活気ある新経済の実現を目指す。また、法人税同一労働同一賃金や環境
 
対策を誘導する手段として使う以外は、軽減またはゼロとする。そして教育は原則無料化し、その内容を序列順
 
応訓練型からイノベーション誘導型に一新する。それらの資金に充てるために所得税の累進性を高め、一定以
 
上の財産相続には高額課税し、低所得者に十分配慮した上で消費税を20から30%までアップする、というもの
 
でした。教育以外では、ようやくわたしの主張に近いことを考える政治家が現れる時代が来たような気もします。
 
 消費税については、逆累進性を緩和するシンプルな手段として、食糧などの必需消費分に当たる金額(一人年
 
間50万円ほど?)分の消費税は低減し、その差額をすべての国民に還付する方法を考えていました。一般税率
 
20%で必需品は5%に据え置くとすると、還付金は、例えば50万円×15%で一人7万5千円。1億2千万人の
 
合計は9兆円。消費税増分を24兆円とすれば、実質15兆円の増収です。これだけではもちろん、所得税や相
 
続税の増収分を併せても、上記の政策のぜんぶはまかなえません。当然優先順位を決め、政策効果で景気が
 
上向いて税収が増加するにしたがって徐々に、すべてを実現することになります。
 
 大幅増税には反対が強いでしょう。しかし、国内労働者を低賃金長時間高密度労働で酷使し(したがって国内
 
需要がどんどん低下し)、輸出と海外金融市場でもうける投資家・経営者だけが繁栄する未来と、収入の半分ほ
 
どが税と社会保障に回るけれども、育児・教育・医療・老後の最低保障が無料なので、残った所得を将来のため
 
に蓄える必要がなく、いまのくらしを楽しむために消費できる社会の、どちらを選ぶのかを粘り強く国民に問い続
 
けるべきだと思います。
 
 菅首相の提案はそういう大きな将来ビジョンがはっきり見えておらず、金額的にも中途半端です。