緑うるわし
そらさん、お宅からは山が見えることはないですか。せんげん台のマンションにいたとき、お正月だけは空気が
澄んで富士山が見えました。
かけての細道が思い出されます。道東オホーツク地方で、こういう江戸時代を思わせる町の景観に出会った記
憶はありません。函館など道南ではどうだったか、よく覚えていません。
ようやく美幌の町でも木々が浅緑をまといはじめています。盛夏には猛々しい印象ですが、いまの時季の緑は
があざやかでした。屈斜路湖畔林道のコゴミの緑はつややかです。Tさんといっしょに行ってから5日後に、もう
一度一人で行きました。3枚目の写真のような出たばかりという株は少なくなっていました。それでもほとんどは
まだ先がほどけていませんから、十分食べられます。しばらくはもういいというくらい堪能しました。
いきません。それでも葉先を少し摘んで口に入れてみました。わずかな酸味と渋みがあってさわやかです。料亭
で刺身のつまなどに使われるというのも納得。同行のHoさんが言うには、昔は能取海岸などどこにでもあったけ
れども、いまは採り尽くされてあまり見なくなったとのこと。でもわたしは紋別に行く途中の海岸でたくさん見てい
ます。葉先が少し出たばかりのところを根を掘り起こすのだそうです。来年は調理して味わってみましょうか。
かけるシロヨモギもいまはまだうっすらと緑がかっています。もう少しすると真っ白になります。あたりに緑と花が
溢れる夏にはその色がよく目立ちます。