ムラサキツツジ咲く小路

 クレマチスさん、あなたのお庭にはいろんな花が。一輪だけエゾムラサキツツジの色ですね。
 
 フィンランドでは遅くとも18歳までに子どもは親の家を離れ、必要な人は住宅費を公費で支援されるそうです。
 
親は子の教育費を負担する必要はなく、子は親を扶養する義務がない。いやでも、親はきっぱりした子離れを、
 
子は早い自立を、強いられますね。1ヶ月に及ぶ夏休みに森の別荘で、あるいはお互いの人生の節目などで、顔
 
を合わせて、大人同士の親交を温めるのでしょうか。そういうことを知ったので、わたしも一人息子と離れたくらし
 
を嘆くことはできません。
 
 つたない歌ですが、ほめてもらうとやっぱり嬉しい。
 
 
 タムラ、必要なカロリーのほとんどを動物から得ていた道内縄文人にとって、オオウバユリやエゾエンゴサク
 
根から得られるデンプン質は貴重なものだったと思います。いまは耕地になっている土地の多くが森だったはず
 
です。花が終わって地上部が消える前のエンゴサクを、広い森で嬉々として堀りあさっている女性や子どもの姿
 
が、目に浮かびます。
 
 ブログのタイトルを考えていたり、野山を歩いていたりすると、頭の中で詩がうごめく気がします。でも、写真を
 
離れて自立できる強度のある首や句を作る文才はありませんから、めったに形にはしません。
 
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 ウチの庭にもエゾムラサキツツジの小さな株が一つだけあって、花が開きはじめています。町役場に近い駐車
 
場からせせらぎ公園に入ると、1キロほどこの花と桜の並木で、その先が森の雰囲気になります。両方が咲きそ
 
ろえば、それはそれははなやかな散歩道に。でも今年の桜はまだまだです。 
 
 アイヌの口承文学やブッシュマンの会話では、言葉の繰り返しと重ねがとても多く、読んでいるわたしにもその
 
クセがうつりそうです。効率的な表現ではないけれど、何だか味わいがあってとてもいい。