藻琴山に朝陽が昇る

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 ミキィさん、お仕事ご苦労様です。目いっぱい働いて海にも潜って。ウラヤマシイ気もするけど、身体

がおぼつかなくても、見たり読んだ書いたりも楽しいから、まあいいか。生きてるーつて実感があること

だし。


 -14度の晴れた朝に見た日の出です。光の柱(タムラが太陽柱という言葉を教えてくれました)がかな

りはっきり見えています。空気中の水分が凍って太陽光を反射するのだとか。このところ早朝は外に出て

いないからわからないけれど、かろうじて零下になる暖かい日が続いているので、これほどあざやかでは

ないかも。


 時間ができたらユーカラやウエペケレ(アイヌの散文の物語)を読んでみたいと思うこのごろです。40

年ほど前に北欧のエッダやサガは少し読み込みました。もともとは口承ですが、ノルウェーの昔の人が、

自分の家族の話だからと記録しておいてくれたので、相当数残っています。おかげでわたしもいくつか読

むことができました(もちろん翻訳です。日本語のものはわずかだけれど、ペンギンブックスにかなりあ

ったので)。恥ずかしながらユーカラは手付かずできました。

 口承文学は失われやすいので、アイヌのものについても心配になりました。知里さんや金田一さんの努

力でいくつかは文字化されているみたいですが、もう再現できない話も多いではと。せめて可能なものは

すべて音声で記録されていればいいのですが、どうなのでしょう。辞書や文法の記録があれば、日本語へ

の翻訳は後からでもできます。