霧氷の並木

　年末年始の休みも終わって、皆さん今日からお仕事かな。いいお正月を過ごされましたか。わたしは毎

日が祝祭日のようなものなのに、昔の習慣が残っていたのか、この間に読み込めるような気がして、図書

館から８冊借り、その他にネットで４冊購入して積み上げてありました。結果はご想像の通り。

　掃除やお重の準備には１日しか使わなかったのですが、三が日は全国実業団駅伝と箱根駅伝で、テレビ

にかじりついてしまって。食事の準備は必要なかったのだから、それでも時間はあったはずなのにどうし

てかなー。飲んだくれていたわけではありませんよ。１２月にトイレで脂汗を流した日の記憶が残って、

今年は数十年で一番の節制ぶりだったんです。

　本格的な雪はねは２日朝だけでしたから、けっきょく駅伝以外にもテレビの時間が長かったのですね。

ＮＨＫのアフリカ縦断旅行の番組(何年か前の再放送:全部で６時間ほど)がおもしろくて。ヨーロッパ風

の文化がすっかり定着した大都会があって、そこから少し離れただけで、「縄文的」な色彩が色濃く残る

くらしがある。番組は伝えていなかったけれど、両者のバランスの不安定さが、この大陸の現在の危機に

なっているのかと、想像しながら見ていました。

　それにしても、暖かい室内でくつろぎながら地球の反対側のリアルな情報に接することができるのです

から、情報のグローバル化はすごい。でも、誰かが編集した情報を受身で受け取るだけだと、時代に流さ

れるだけで終わりそうで怖い。自分の責任でさまざまな情報を総合しなくては。欲しい情報を手に入れ

る、それには努力が必要みたい。情報手段の格差はまだ残っているし。というわけでわたしは、今からで

もまた読書に励まなくては。