桜色透けて

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 昨日の記事で一箇所訂正です。葬祭場の写真で見えている煙突は焼き場のものではないそうです。町の

火葬場は別のところにあると、役場のTさんが教えてくれました。


 今日は0度と1度が予報されている時間帯がありますから、久しぶりに真冬日の連続が途切れそうで

す。こういう日は霧氷はできず、たいてい雪がちらつきます。写真は-14度になった23日の早朝で

す。昼の陽の下では白く見える樹氷が、昇ったばかりの朝陽を受けると桜色に輝きます。

 昨日はずっと北海道の石器時代についての本を読んでいました。旧石器人たちがナウマン象、バイソ

ン、ウマなどを狩ってこのあたりを駆け回っていたころ、気温は今より年平均で7,8度も低かったそう

です。いまの能取岬の先には、100キロ近く陸が伸びていたのでしょう。さらにその先のオホーツク海

は、ほとんど通年凍結していたみたい。それでも短い夏には、クロマメノキ、コケモモ、ガンコウラン

どの甘い実を楽しみ、秋にはオニグルミの種肉を動物の骨などでせせって口に入れていたのかな。そのこ

ろは今よりずっと長く霧氷の季節が続き、人々は桜色の光のなかに、精霊の姿を見ていたかもしれませ

ん。