美幌峠にて
西方向の一部は小高い丘に遠望を遮られます。それぞれ30度ほどの幅でしょうか。あとは全方向に視界
が開けています。冒頭の写真は、よく晴れた10月12日の朝、峠にある道の駅駐車場で、やや西よりの
北方に位置する美幌町を起点に、カメラを左に振って撮ったものです。
小さく白い点々は、25キロ前後の遠方に広がるわが町の建物群です。次の画面右4分の1ほどの上方
に網走管内最大の北見市街があるはずです。標準レンズでは建物は見えませんね。エゾ松(トド松 ?)が
まばらに生えている地面は、なめらかな黄緑色に覆われています。笹原です。景観としては嫌いではない
のですが、しぶとく根を広げて草花を滅ぼすことを思うと、喜んでばかりもいられません。
さらに西で雪をいただく起伏は北大雪の山なみです。望遠で拡大したとんがりは天塩岳でしょうか。美
幌峠に立てばいつでもこの山々が見えるなどと期待しないでください。これだけクリアーなのは、空気の
澄んだ秋から冬の、晴れあがった日だけです。
南西から北東の方向には阿寒三山、摩周湖外輪山、斜里岳があり、手前には屈斜路湖が広がっています
が、その風景はこれまで何度もアップしていますので、今回は省略。
何度か霜が下りて葉が黒くなったピーマン、トマト、青ジソ、バジルを抜いて、土に埋めました。残る
緑の作物は立茎レタスとホウレンソウだけです。野菜の多くを自給できた半年が終わりました。これから
は、雪の下で冬を越すホーレンソウやネギの葉が伸びる春まで、もっぱら市販品に頼ることになります。