湖面すっぽり霧のふた
まりさん、文章ってむずかしいですね。センスというか、修練ではどうしても届かない壁があるみた
い。妻は子どものころから詩の投稿で小遣い稼ぎをしていたそうです。死後に本にした遺稿の文ものびや
かでした。考え込むこともなく自然に手が動いていたようだったのに。わたしは凝るとクサクなってダメ
です。才能ないですね。
ところでブログの写真は赤い灯に照らされた水槽でしょうか。
美幌峠を越えたら、目の前に広がっているはずの屈斜路湖の水面が、濃い霧にすっぽりふたをされてい
ました。縁どる山々はシルエット。上空は青く晴れ上がって白い雲が漂っているのに、色づいた山肌は半
ば霧のベールに覆われ、西方の針葉樹林はまるで墨絵です。四季折々、何度も訪れて知り尽くしたつもり
になっていた場所です。それなのにまた新しい姿を見せてくれました。長く付き合っている人と同じで、
不意に意外な面が現れたりもするので、いつまでも飽きることがありません。
い。妻は子どものころから詩の投稿で小遣い稼ぎをしていたそうです。死後に本にした遺稿の文ものびや
かでした。考え込むこともなく自然に手が動いていたようだったのに。わたしは凝るとクサクなってダメ
です。才能ないですね。
ところでブログの写真は赤い灯に照らされた水槽でしょうか。
美幌峠を越えたら、目の前に広がっているはずの屈斜路湖の水面が、濃い霧にすっぽりふたをされてい
ました。縁どる山々はシルエット。上空は青く晴れ上がって白い雲が漂っているのに、色づいた山肌は半
ば霧のベールに覆われ、西方の針葉樹林はまるで墨絵です。四季折々、何度も訪れて知り尽くしたつもり
になっていた場所です。それなのにまた新しい姿を見せてくれました。長く付き合っている人と同じで、
不意に意外な面が現れたりもするので、いつまでも飽きることがありません。