森で出会ったゴジュウカラ

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 エゾエンゴサクをたずねて森のなかを歩き崖を登りきったとき、目の前の木で動くゴジュウカラに気づ

きました。すぐに足を止め、静かにカメラを取り出して構える他は動かなかったのがよかったのか、幹を

上下したり地面の倒木をつつきまわったりするだけで、飛び立って逃げようとはしません。望遠に付け替

える余裕はありませんでした。でも1メートルも離れていません。標準レンズなのに森にいる小さな鳥が

しっかり撮れました。わたしには珍しいことです。

 ペットや餌づけされている動物なら、手や餌を差し出して交流することができます。自立した野生の獣

や鳥には仕掛けたらダメ。静かに動かずにいることで、あなたのくらしに干渉するつもりはないとわかっ

てもらえれば、たまにはしばし接近を許される、ということのようです。今回は出会いがしらですから、

いきなり距離を詰められました。遠くで姿を見つけたときは近づこうと動いたら逃げられます。カメラを

用意してじっと待つ。それで去っていくかこちらに来てくれるかは相手に委ねるしかない。

 野生動物のいい写真を撮るには、他の人の気配に邪魔されない場所で、根気よく静かに見つめてチャン

スを待つ、それしかないようです。根気はわたしの苦手とするところ。自立心旺盛な人間相手でも、静か

に動かず害意のないことをわかってもらって初めて、コンタクトを始めることができる、そんな忍耐強さ

がだいじなのでしょうけれど。