庇を掘り崩して空洞になった部分を覗きこむと、黄白色で30センチから50センチほどにも伸びたフキ
ノトウが生えていたりすのではないでしょうか。子どものころ山一つ隔てた飯山線沿いの高原でくらして
いたとき、雪の下の小川でよく採りました。あまり苦味がなく野菜のような感じでした。こちらでも気を
つけていますが、出会ったことがありません。3メートルも4メートルも積もるところでないと、天然の
室(むろ)のような空洞ができないからかな。
三バンを相続した政治家、大会社のオーナーシップを相続した財界人、それに十指に満たない国立私立
名門大学を卒業して政、財、官、学の世界に散らばった秀才たち。彼らが入り混じって形成する既成支配
層が、実質的に戦後から今日まで一貫して権力を握り続けた保守政権の下で、かさぷたのように固まって
日本社会を覆っている、そんな閉塞感があります。民主党にもその層がかなり浸透しているようですが、
在野の長い人たちもいますので、政権交代がいくらかでも変化のきっかけになるかもしれないという、は
かない期待をわたしは捨てられないでいます。
2月14日、冒頭の写真を撮った日以来、美幌川ではオジロを見ていません。太平洋岸や釧路湿原など
に、年間を通して滞留するものもいるみたいですけど、このあたりで見かけるオジロは流氷とともに北に
去るのでしょうか。この日5羽ほど川岸に枯枝に止まっていました。オジロだと思いますが、羽の色があ
いまいです。今年生まれた幼鳥で、これから歳を重ねてあの姿に変わるのでしょうか。尾の形からすると
トンビではないと思いますが、もしかすると他の鳥かもしれません。