朝陽に染まる

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 ゆみこさん、ぜひ実際の景色をお見せしたいですね。


 わたしはここの風物が好きですから、暖かいところに住む人に見てもらいたいと思います。それに、町

の人口が減り、生活のインフラが貧しくなっていくのも心配です。旅行客で賑わう一大観光基地として発

展したらいいのにと、よく夢想します。美幌峠以外には名の通った観光資源がないようですので、気軽に

移動できる夏は難しいかもしれません。しかし冬なら、霧氷、オジロワシ、雪原、冬鳥、キタキツネな

ど、滞在してじっくり構えれば楽しめるものが少なくないと思います。車でちょっと走れば、流氷も見れ

ますし。屈斜路湖の白鳥や御神渡りも喜ばれるでしょうね。空港がすぐ近くにあるのも利点です。

 1月下旬から3月上旬までは、晴れの日が多くなります。それに冬は農家をはじめ、仕事が比較的暇に

なる人も少なくないでしょうから、ガイドや家庭でのもてなしなど、気取らないサービスを提供して客と

交歓することもできるのでは。2,3日滞在してもらえれば、霧氷や流氷はたいてい見てもらえます。オ

ジロやキタキツネなどは当たりはずれがありますね。吹雪いた日には家の中で楽しんでもらう工夫も必要

でしょう。食べ物は特にこの町ならではというものはないかもしれませんが、地元の食材で一緒に料理に

参加してもらうとか。防寒具やカンジキなどの準備ができれば、木々のあいだを案内して楽しんでもらう

こともできます。冬山気分を気軽に味わえるところは内地にあまりないでしょう。

 フィンランドでは極寒の環境を利用したサンタクロース村が産業として成功しました。人々の技能とア

イデアを集める工夫次第では、新しい観光産業を興すこともできるのかもしれません。もっとも、日本全

体で人々がくらしを楽しむ内需主導型の経済に変わらなくてはむずかしいかな。