ができます。テレビはいまの美幌の気温を-20.9度と表示していますが、きのうの昼が暖かかったた
めか、今日はできていないようです。
「日経サイエンス」08年11月号で、南北アメリカを中心に不耕起農業が拡大しつつあるという記事
を読みました。耕された土は侵食に弱く、このままでは土壌が減少し農業が成り立たなくなるという危機
感が背景のようです。なんとなく作物作りは耕作から始まると思い込んでいて、たまに不耕起の言葉を目
にしても、きちんと考えたことはありませんでした。
記事によると、1僂療攵蹐できるには300から600年かかるのに、犂を用いた農業では数十年で
1僂侵食で失われる可能性がある。耕起農法から不耕起農法への転換にはさまざまな困難があるが、
収穫残滓を地中に埋め込まないことに利点があるので、より効率のいい経営ができる、とされています。
アメリカでは除草剤の使用を増やして転換を進めている点が気になります。有機農法や無農薬農法と組
み合わせることができればいいのですが、雑草を地中に鋤き込まない分だけ手間が増えるでしょうね。そ
れでも、このままでは数十年か数百年で土壌を消耗しつくす可能性があるというのですから、まじめに考
えなければならない問題のようです。