氷紋さまざま 3

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 氷紋写真でアップしていなかった分です。今後もっときれいに着く日があったらまた撮りますけど、と

りあえず最後の蓄えです。


 地球史に興味があって、だいぶ前に何冊か読み漁り、およそのことは理解しているつもりでした。とこ

ろが、このあいだNHKで放送されたハイビジョン特集地球大進化 1」を見たら、知らなかったことがい

くつも出てきて、とてもおもしろかった。いいかげんに読んでいたのか、わたしがウオッチをサボってい

るあいだに研究が進んだのか、どっちでしょうね。しばらくのあいだ、このシリーズで特に好奇心を刺激

されたテーマを、ときどき話題にします。今日は40億年ほど前の全球炎上(番組ではなくてわたしが作

った言葉)。

 まずは、このテーマについての番組の説明を要約しましょう:46億年前に誕生したばかりの地球の大

きさは今の10分の1。現在水・金・地・火4つの惑星が回っている範囲には、20個の小惑星があっ

た。それが衝突を繰り返して10個が合体して今の地球の大きさになった。衝突が小休止して冷えた地球

は、ほとんど陸がなく、海に覆われていた。現在見つかっている最古の岩石(38億年前)に、バクテリア

に似た微生物の痕跡が発見されており、海ができた43億年ほど前に生命が誕生したと思われる。40億

年ほど前、最後の地球と小惑星の衝突で、地殻がめくりあがって岩石が3000度ほどの気体になり(岩

石蒸気)、全球を覆った。海は完全に蒸発して地表の生命は絶滅したが、地底深く進出していた微生物が

生き残った。1年ほどで冷えはじめた地球に3000年間ほど大雨が降り続いた。再び海が回復した後

に、地底から戻った微生物から進化して、今のわたしたちがいる。

 このストーリーが正しいとすると、はかないと思われている生命もずいぶん頑健なものなのですね。も

っとも、地球が海や大気を捉えておける重力をもつ程よい大きさになったという偶然の賜物のようです

が。火星は太陽からの距離はちょうどよかったのに、小惑星が合体せずに小さいままだったので、水や大

気の損失が早く、生命をじっくり育むことができなかったとのことです。