枯れ木に白い花

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 まだ暗いのではっきりはわかりませんが、1週間ぶりにうっすらと積もったようです。10センチほど

だった先週よりは少ないみたい。玄関先はほうきで掃くだけですむかな。写真は今冬はじめて雪かきをし

た日に白く装っていた木々です。


 ガン治療薬の丸山ワクチンについて、『臨床瑣談』で中井久夫さんは、100%ではないが有効例と見

てよいものが存在する、という主旨の結論を書いています。慎重な表現を選んだ理由は、次のように考え

られます。まず、治療成功例が医学会主流からは「自然消滅」や「はじめからガンではなかった」とし

て、承認されていないこと。次に、なぜどのようにして効くのかが、十分な根拠に基づいては、説明され

てはいないこと。この二つです。

 しかし、中井さんは前立腺ガンの手術前後にご自分で効果を試し、「以後六年、私は抗男性ホルモンは

どうかという部長の勧めを断わり、このワクチンだけで生存している」、と書いています。他にも身近に

見聞きした、治療に効果があったり、苦痛が緩和されたりした例が挙げられています。

 わたしは20年ほど前に、妻が進行したすい臓ガンで回復は望めないと告げられたとき、主治医にこの

ワクチンの使用を申し出ました。しかし、どうしても使うと言うなら退院してもらわなければならないと

いう返事で、やむをえずあきらめました。ガンの治療に積極的に使うと言う医師は、出世をあきらめる覚

悟が必要なようです。それでいて、中井さんによれば、「医学部の教授も自分や家族がガンになるともら

いにくる」のだそうです。現在は、放射線療法の副作用対策として、希釈液の使用が承認されています。

このことからも、副作用がなく他の療法を妨げないことがはっきりしています。それなのに、なぜ白眼視

され続けるのか、わたしにはわかりません。

 現在もガン治療薬としては保険適用外です。しかし薬代は08年1月現在、40日分で9450円。わ

たしが処方されている抗ガン剤の3割負担よりずっと安価です。ただ、一日おきに注射をしてくれ、報告

書を書いてくれる医者を見つけなければ、日本医大から薬を出してもらえません。この点が厄介ですね。

でも、別にガン治療をする医者でなくてもよく、何科でも差し支えないそうです。身近に地位の心配をす

る必要のない気さくな医者がいれば、丸山ワクチンは使えそうです。