公園のハマナス

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 近所にある公園で外周の一部がハマナスの生垣になっています。9月というのに一箇所だけぽつんと花

が残っていて、他はつややかな実が陽光を浴びていました。ワッカ原生花園では先月半ばにほとんど赤く

なっていたよな気がします。ここではまだ青みのある実があります。少しオホーツク海から離れるだけ

で、気温が何度か高くなるのでしょう。常呂遺跡の森に楓の巨木が何本もありました。紅葉の時季にまた

行くつもりですが、美幌で色づきはじめるころが盛りかな。


 1800人と25人。05年と今年、米ルイジアナ州が巨大ハリケーンに襲われたときの死者の数で

す。死者が劇的に減少しているのは、今回の最大風速が13%ほど弱かったこともありますが、最大の理

由は対応のちがいです。三年前のカトリーナのときは、緊急避難の車で大混雑する道路や、車をもたない

ため脱出できない貧困層の存在が報道されました。ブッシュ政権は「小さな政府」を唱える一方で「テロ

との戦争」の資金を準備しようと、それまで進められていた米南部低地地方の防災計画を大幅に後退させ

ていました。そのため、連邦緊急事態管理局に対応能力がなかったのです。結局10万人ほどがコューオ

リンズに取り残されて、まともにハリケーンの猛威にさらされた結果が、1800人の死者です。

 その教訓があって、今回はハリケーン・グスタフ上陸の2日前までに、南部四州に非常事態宣言が出さ

れ、住民は必要な道具を携えて余裕をもって安全地帯に逃れています。自力脱出が困難な人には、バスや

列車が用意されました。ニューオリンズには、警察・軍関係者など1万人が留まっただけのようです。そ

の結果、25人の死者ですみました。自然災害は避けられないにしても、対策しだいで被害を小さくする

ことはできます。(9月10日付朝日新聞「ハリケーン対策万全か」を参照しています。)日本の地震

策はどうなのでしょう。