秋の田園

　ゆめラジ さん、農業の後退に歯止めがかかるといいですね。農業が産業として栄える時代になった

ら、北海度はきっと豊かになります。わたしはこちらに来てから、輸入肉はまったく食べなくなりまし

た。鶏、豚は安くておいしいのですが、牛と羊はたいてい輸入品の３倍以上の値段ですので、なかなか口

にできません。アメリカやオセアニアとは、農業労働者一人当たりの生産性、飼料コスト、助成額などが

それほどちがうのでしょうか。東藻琴の乳酪館で買ってきたスモーク・ゴーダ一塊も１０００円以上でし

た。輸入原料を使っている大手メーカーよりだいぶ高いと思います。

　少しずつ放牧畜産が拡大していると聞いて期待しています。ところが一方で、美幌町の峠牧場廃止の話

題も聞こえてきます。夏に農家から牛を預かって放牧する経営が採算性の点で問題が出てきているようで

す。採算性で米・豪と対抗できる農業構造は可能なのか、消費者に高くても国産食物を選んでもらえるよ

うに努力すべきなのか、途上国の農産物輸出をさまざまな障壁で拒むことは正しいのか、日本の農業には

考えるべきことがたくさんありますね。


　このところ不本意ながら遠出ができないので、近場の町内の田園地帯で風物を撮りました。一枚目は収

穫を待つじゃがいも。背の高いのはアスパラかな。二枚目では収穫の終わった麦畑でひこばえの緑が濃く

なっています。三枚目と４枚目はビート畑です。