ハマナスとハマエンドウ

　ハマナスの実は見た目には果物として口にしたくなるような美しさです。食べれば食べられるけれど

(わたしは試していません)、生では甘みが乏しくあまりおいしくないそうで、今はジャムなどに加工した

ものが売られています。北海道が自然経済だった時代には大切な食べ物のひとつだったのでしょう。花は

この季節どこでも見られて少しも珍しくないのに、緑を背景に燃え立つような色合いが目立つと、またシ

ャッターを切ってしまいます。紋別で白いのも見ました。でも原野ではやはり赤がいい。

　ハマエンドウも海岸ではよく見ます。少し小ぶりで房のような花はクサフジだと思います。時期的には

ハマエンドウのほうが少し先に始まるようですが、両方が重なっていると時期には注意しないと見分けら

れません。別に区別しないでもきれいならいいようなものですけど。海岸以外の野や山にも同じマメ科で

似たような花がいろいろあります。咲くのは秋になりますが、ヤマハギも花だけクローズアップしたら少

し似ているかな。


　きのうはすべての窓を開け放した室内で３５度近い暑さになって、夜８時でも２９度でした。暑いのが

嫌いでこちらに来たのにねー。今日も暑くなるのならどこが涼しいところに逃げ出そうかな。これからお

弁当を作って庭に水をまいてイチゴを収穫してからですけど。稚内も根室も曇りみたいですから、晴れマ

ークの付いている上川に行って層雲峡ケーブルで黒岳にでも登りましょうか。