いるのがオホーツク海で、右が湖です。6月26日は、ハマナス、エゾフウロ、ゼンテイカ、ハマエンド
ウ、ヒオウギアヤメ、エゾノシシウドなどが、それぞれに棲み分けて草原を彩っていました。しばらくそ
の花々を載せていきます。
歩いたのは午後でしたからエゾキスゲを見ることはできませんでした。この花は朝開いて午後には散る
とか。もっとも並べて比べない限り、わたしにはゼンテイカと見分けがつきません。色がオレンジがかっ
て茎の頂点にかたまって咲いていればゼンテイカと覚えて行ったのですが、同じ色で分岐している株も見
受けられました。
いまの時期だとあちこちの海岸の草原でエゾスカシユリの群生が見られます。特に原生花園と呼ばれて
はいませんが、15年ほど前に広尾から襟裳岬に続く国道沿いの草原を海に向かって歩いたとき、緑のな
かに散らばっていたこの花が印象深く記憶に残っています。花びらと花びらのあいだに隙間があるのが名
前の由来らしいですね。
きのう雷注意報と大雨洪水警報が出ました。おととしは今の時期に落雷でルーターがダウンし、秋に大
水で小学校に避難しました。今回は被害がなくて幸いです。本州では、梅雨前のさわやかな空、じめじめ
と続く断続的な雨の時期、酷暑と雷がひとしきり鳴ってからの激しい夕立が、割合はっきりした季節わけ
になっていたような気がします。きのうは1日でそのすべてがごちゃ混ぜ。朝はさわやかな晴天、昼近く
には31度を超える湿気の多い陽気、午後からは雷と豪雨で、夕方にも降ったりやんだりしながら蒸し暑
さが去りませんでした。降り出したら雷が収まるというむこうでの経験にも反します。去ったかと思った
らまた戻って、かなり長い間稲光と雷鳴が続きました。北見では降雹もあったとか。