森の花、しずかな魅力

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 サロマ湖汽水湖としては日本最大で、北見市佐呂間町湧別町にまたがっています。その東端湖岸

に位置するワッカ原生花園に近い、竪穴住居跡が散らばる「遺跡の森」は、わたしのお気に入りの森林ウ

ォークコースです。それほど広くはないのですが、うっそうとした森によく手入れされた遊歩道が縦横に

通じていて、草木の名や説明が表示してあります。5月24日に歩いたときには、さまざまな花が咲いて

いました。ちょうどいい時季に来あわせたようです。

 最初の2枚はネコノメソウです。北海道東北部に固有という説明板がありましたので、エゾネコノメソ

ウでしょう。緑の葉に緑がかった黄色い花ですから、派手に目立ってはいません。花園の隅にあったら見

逃してしまいそう。でも、静かな森のなかでは、ひっそりしたなかに気品が感じられて、じっくり観賞し

たい気持ちになります。

 つつましい美しさといえば、歩道わきの木の下で見た一株のヒトリシズカにも感じられます。名前のと

おり静かにたたずむ気配がなかなかのもの。鮮やかな葉の緑と控えめな花の白さが絶妙な組み合わせです

ね。森のなかには原生花園とは一味ちがう魅力があります。草花の写真を見ているだけで、湿った土と若

葉の香りがよみがえり、また出かけたくなります。6月になったらワラビ探しをかねて「オホーツクの

森」を歩きましょう。熊よけ鈴を忘れないようにしなくては。

 いま雨が降っていて肌寒い1日になりそうです。明日の最低気温は2度と予報されています。庭に下ろ

したトマト苗は少しも育たず、枯れかけているものもあります。6月になったら少しはましでしょうか。

そうしたら、サンルームで元気よく伸びている苗と交換しましょう。そのときは小さなポットで窮屈そう

にしている甘瓜も外の土に解放します。お盆に来るという孫に食べさせられる実がついているといいので

すが、初めてのことですから、どうなることやら。