野を彩る黄色花

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 この花を見るまで、萩というと紫の秋の花をイメージしていました。早い時期に広い草原を派手に彩る

黄色い花がセンダイハギと知ったとき、なにやら少し違和感のようなものを。名前にです。花は好きで

す。雪が消えるとエゾエンゴサクニリンソウ、山桜の次に毎年心待ちにしています。センダイの部分

に、片方の図鑑は仙台、もう一方は先代の漢字をあてています。はじめの方は地名に由来するとわかりや

すいのですが、もう一方はどんな由来があるのでしょうか。想像力を刺激させられます。

 7時に家を出て、国道39号と238号をつなぐ端野からの道道では、30分ほどマイ・ロードの独占

気分。町を出てから常呂まで、信号で止まることもありませんでした。ワッカ原生花園に着いたのが8時

5分。エコセンターでは係員が開園の準備を始めていました。自転車の貸し出し開始まで1時間ほどあり

ますが、声をかければ借りられそうな雰囲気でした。でも小さな花も見逃さずじっくり観察したくて、で

きるだけ枝道を選びながら1時間以上歩き回りました。群れている白い花はハマハタザオ。黄色はセンダ

イハギとタンポポ。エゾツルキンバイ、キジムシロ、スミレ、ハマエンドウがところどころで低い位置に

咲いていて、目の高さにはエゾノコリンゴが薄桃色の蕾を膨らませていました。

 遺跡の森で小さな動物に出会いました。花をつけた珍しい野草もあって、こちらも楽しい森林ウォーク

ができました。家に着いたのがちょうどお昼。サンルームのガラスを開けておいたのに、野菜苗がしおれ

ています。あわてて水の追加です。出がけの肌寒い陽気と昼の暑さの落差が大きくて。このあいだの低温

でカボチャとピーマンをダメにしてから臆病になり、買ってきたキューリ、甘瓜、ピーマンや残っていた

カボチャ、トマトなどなかなか庭に下ろせず、花を付けたイチゴもあって、サンルームの南側に緑がひし

めいています。