せせらぎ公園11月末日

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 せせらぎ公園の秋の深まりを追うシリーズの最後、11月末日です。何日か前に降った雪が散歩道に残

っています。魚無川や湿地の氷の上にも。お昼時でいちばん陽が高い時刻なのに、わたしの影は長く伸び

ていました。これからの公園は冬景色に変わるでしょう。


 昨夜録画しておいた北京五輪野球アジア地区予選日韓戦を見終って、いまパソコンに向かっています。

はらはらする試合で、最後に日本が勝ったのはよかった。でも、アナウンサーの絶叫とけたたましい鳴り

物で、いまひとつ試合に集中できませんでした。わたしはMLBの試合をよく見ます。ゲームに共感する

観客のブーイングや地鳴りのような歓声、それにさまざまなボードを掲げるファンの自己アピールも、興

を高めます。日本のプロ野球は、観客へのサービスよりオーナー企業(特に読売)のエゴが前面に出ている

のと、あの傍若無人な鳴り物で気持ちが冷えるので、まったく見なくなりました。

 鳴り物、施設応援団、アナウンサーの絶叫、みんな周りに自分たちの感情を強制する暴力性が感じられ

ます。特に民放アナの大げさな言葉や絶叫は、局の押し付けがましい演出が見え見えで不愉快です。旧い

例ですが「前畑ガンバレ」みたいな、アナウンサーの自然な感情の流露はいいんです。何か意図があって

他人の感情をあおったりコントロールしたりする人はみんな嫌い。

 フォー・ザ・チームかなにか知りませんが、日本代表は主力打者でもどんどんバントします。高校野球

じゃないんです。何億円も稼ぐメイン・プレーヤーとしての誇りがないんですか。もっと捨て身の強烈な

自己アピールを見たい。いくらチーム・プレーでも一人ひとりが、自分の持てる能力のすべてを発揮して

観客を喜ばせる、自分はそれで金を稼いでいるんだという気持ち伝わらなくては、見ていてカタルシス

ありません。

 日本人ではその点でわりとまともだと思っていた松坂さえも、レッドソックスに入って一年目は、いろ

んな事情はあったのでしょうが、投球スピードを抑えて小さくまとめようとしました。残念です。周りを

気にして自分を出し切れない、わが同胞のそのチキン・ハートが情けなくて。スポーツなんです。戦争み

たいに命をとられるわけじゃないんだから、玉砕することがあってもいいじゃないですか。その覚悟があ

ってこそ、プレーが感動を誘います。