和琴半島小春日和

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 中島はこんなに近かったっけ、和琴半島の湖畔に着いてまずそう思いました。でもこれは勘違い。日本

最大の湖中島は半島の付け根からは見えないはずです。かなたに斜里岳が白い頂上をちょこっと見せてい

ますから、コタン付近の湖岸でしょう。3月に息子夫婦と来たときにはここの湖水に白鳥が浮かんでい

て、水中にカメラを仕掛けて泳ぐ脚を撮っているカメラマンがいました。釣り人もいました。今回白鳥は

見られず人影もありません。それでも西側の露天風呂周辺には何台か車が停まっています。

 小春日和という言葉はもう少し後、正月を過ぎてからの晴れた日にふさわしいでしょう。でもこの季

節、道東の冬枯れ風景は、関東の2月を思わせます。それに、車内から見る明るい日差しは、日向ぼっこ

でもできそうなぽかぽか陽気みたい。小春日和と言ってみたくなります。実際に軽装で車から出たら、湖

水を波立てる冷たい風に正面から襲われました。

 半島西岸の湖水は鎮まりかえって枯れ木を映しています。和琴神社のある丘が風をさえぎるのでしょ

う。陽だまりの林を歩けばいつかのようにタヌキだかミンクだかの動物に会えるかもという考えが、一瞬

頭をよぎります。でも、早く美幌峠に戻って雲に隠れる前の斜里岳を撮りたいという焦りがあったので、

あきらめて砂湯に向かいました。


 昨日関東の友人から大量のユズが届きました。さっそくユズ味噌にして、残りは皮を冷凍しましょう。

それでも、一年かかっても使い切れそうもない量です。ご近所にも少し配ろうかな。旧い友はありがたい

かぎりです。