和琴半島の花々

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 リンデン・ホロリさん、顔をちょっと見た感じではキツネじやなかったように思います。むしろイタチ

に似ていたみたい。でも、まん丸とした後姿からはちがうかな、と。


 花の最初はヒメイチゲ : 草丈10cm前後の小さくて目立たない花です。しかしよく見ると、清楚

な気品が感じられます。

 福寿草 : 能取岬でも美幌でも、福寿草は残雪の近くで葉が伸びる前に花を咲かせていました。ここ

和琴で、もじゃもじゃに茂った葉の中に鱗形状の蕾を見つけたとき、はじめは福寿草とは思いませんでし

た。咲いている花が多い場所に来て、ようやくわかりました。同じ花でも場所によって、時期も印象もこ

んなにちがうんですね。いま読んでいる花村萬月の『私の庭』(光文社)という小説に出てきているのです

が、この草の根一本で、7・8人は殺せる毒を煎じられるとか。

 ミヤマエンレイソウ : せせらぎ公園オオバナノエンレイソウでしたが、こちらは葉が尖って花が

小さくてやや下向きですから、ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)だと思います。この両種は道

東のあちこちの森で何度も出会いましたが、花が小豆色や緑色のいくつかの種はまだ見ていません。

 水芭蕉 : 網走湖ではそろそろ終わりに近づいていると思いますが、和琴では真っ盛りでした。ヒメ

イチゲは出会いがしらでしたから、そのまま撮って通り過ぎました。水芭蕉は心積りしてましたので、偏

光フィルターを使い、さらに露出を二段下げました。白、黄色、ピンクなどで輝く花は、気をつけない

と、陰影がとんでのっぺらぼーになるんですね。

 最後はおなじみのタンポポ : 露天風呂近くの広場を鮮やかな黄色で染め上げていました。人家の庭

では嫌われ者です。綿毛を飛ばして一面に広がりますから。わたしも畑で見つけたらすぐ抜きます。で

も、葉の緑を背景に広がっている大きな群れを見ると、やはり美しさに魅せられます。

 花の名前で間違いがあったら教えてください。