女満別空港にて

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 サイタマンさん、わたしが「地球にやさしく」という表現が好きになれないのは、情緒の同化を求める

響きがあるからだと思います。「郷土を愛そう」などと同じく、理性的に語るべき問題で、感情に訴える

人には警戒心が働きます。感情表現には、表現者の個人性がラベルされていなければならないのではない

でしょうか。地球の自然に感動した人が撮る映像、郷土への愛情がにじみ出た詩歌、ともに発表者個人の

切実な気持ちが伝わるから、わたしたちは心を動かされます。公人が公共的領域で手垢のついた情緒表現

に頼っているとき、説得力のある客観的な知識や具体的な政策の足りない人が、他人を従わせようとして

いるのではと、わたしは疑います。ヒットラーは政治に感情を持ち込む天才でした。

 昨日女満別空港へ孫を迎えに行ってきました。天気予報に反してよく晴れた空に、白く輝く斜里岳と大

きく迫る藻琴山がよく映えています。息子たちが乗ってきた飛行機と孫の写真も添えました。