町の夜明け 社会起業家

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 今日は風雪注意報が出ています。外は雪が舞って寒そう。明日も雪マークになっているけど、気象イメ

ージで見る雲は広くないから、たいして積もらないでしょう。写真は、よく晴れた9日の夜明けの太陽

が、町に薄いピンクのベールをかけたところです。


 このあいだちょっと触れた『未来を変える80人』で、「社会起業家」という言葉を知りました。環境

問題、格差や社会福祉、文化・教育などで、社会に貢献するビジネスを追及する人たちのことです「想・

IMAGINE http://imagine.bookmap.info/」で検索してみたら、日本にも「社会起業家フォーラム www.j

sef.jp/ 」というのがあって、8000人のメンバーがいるようです。

 わたしは、「自己犠牲の精神で必死で社会のために活動している、」というイメージが好きじゃないの

で、社会を変える活動でビジネスを成立させる人を尊敬します。収益をあげて、それをさらに事業拡大に

投資する、あるいは家族や自分が豊かにくらすために使うのは、すべての起業家に共通でしょう。社会貢

献についても経営者は、雇用や、生活の利便性向上や、国の経済成長などで、自分が社会に役立っている

つもりだと思います。「社会起業家」はふつうの事業家と何がちがう?

 被雇用者や取引相手やユーザーの生活を、自分自身の生活と同じようにだいじにして、名声や地位や金

儲けを自己目的にせず、それらを事業の手段として使うにとどめる経営者。それに、ヒト社会の長期にわ

たる利益を基準にして自分の事業内容を正しく評価する判断力と、その事業をビジネスとして成立させる

経営能力をもつ人。あるいは、そういう目的意識が共通で自分に欠ける能力をもつ人とチームやネットを

作れる人、でしょうか。

 『未来を変える80人』で、「社会起業家」が経済をリードする未来を垣間見たようで、すこしうれし

くなりました。だけど、「地球にやさしい」みたいな表現には辟易です。そういうことを言うエコロジス

トやエコ・テロリストは好きになれません。地球が宇宙にあるほかの天体よりは生物の生存に適している

ことは事実でしょう。でも、何度も生物の大絶滅を引き起こした、荒ぶる天体でもあるのです。ヒトが

「やさしく」すれば応えてくれるというのは、甘えです。ヒトの未来は、ヒトが宇宙や地球の理解を進

め、対応する技術を発達させて、担保するしかないと思っています。