晴れた雪原どこでも絵になる

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 高校まで裏日本の豪雪地帯でくらしたので、冬景色は垂れ込める暗い空とセットの記憶になっていまし

た。飯山線から上越線に乗り継いで、清水トンネルを抜けると、それまでの陰鬱な空が一転して青空に変

わります。越後男の寡黙な(そうでない人もいますけど)性格は、この気候のせいもあると思います。

 オホーツク地方の冬は晴れる日が多いようで、陽に輝く雪景色の美しさを堪能しています。夜の間に降

った雪が、昇った太陽に照らされる時刻が最高です。枯れ枝や枯葉に薄いピンクの花が咲き、影はくっき

り黒く、日があたった雪原は砂金でもばら撒いたようにきらきら光っています。

 新雪を踏んで撮るのは楽しいのですが、この時刻はまだ寒さが半端じゃない。おとといの朝なんか、厚

いスキー用の手袋をしていても、指先が凍えました。耳は隠すのですが出ている顔面が痛くなります。目

出帽を下ろせばメガネが曇って、ファインダーを覗けません。それでも新雪が輝くのを見ると外に出てし

まいます。林も畑も、道路さえも絵になります。雪景色がだいぶ溜まりました。おいおい披露します。