財政破綻はだれのせい

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 せせらぎ公園の雪景色の続きです。


 埼玉に住んでいたときは、過疎化のことはあまり真剣に考えませんでした。こちらに来て、夕張の財政

破綻があったり、お隣の北見市の厳しい財政状態を知らされたりして、いろいろ思うところがあります。

こちらの市や町に比べると、首都圏の都市はたいてい財政がずっと豊かです。住民が働き者で、市政担当

者が優れているからでしょうか。そうではないでしょう。東京やその周辺にはたくさんの職場や大学など

の教育施設があって、全国から人が集まって来るからではないでしょうか。

 大学を例にとります。美幌町でわたしが知り合ったわずかな数の人だけでも、子どもが埼玉の大学に行

っているという人が何人もいました。その子たちはここでくらす親から仕送りを受け、その金を東京や埼

玉で使います。卒業した後こちらに帰る人はどれだけいるのでしょう。ほとんどそちらで就職するのでは

ないでしょうか。親が美幌で稼いだお金が地元を潤すのではなく、都会で使われる。親と地元の幼稚園や

小・中・高校が育てた子どもが、労働年齢に近づいたところで都会に出て、卒業して、都会の会社の利益

を上げ、都会で消費をする。親の仕送りも町の教育投資も、都会を富ませるだけで、地元には還流しない

のです。


 お腹がすきました。今日はここまでにして、また明日続けましょう。