越冬準備の習慣

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 今日も峠の風景です。

 先週の金土市では、大きな木箱に入れた生ホッケ、生ジャケ・マスなどや、束ねた大根、白菜などが戸外に山積みされ、500円とか1000円とかで売られていました。まとめ買いしているのはお年寄りが多いようで、いつもお店のたくましい女の人が車まで運んであげています。大量の野菜や何十匹ものホッケ、シャケ・マスなどは、どうやらお家で塩漬、糠漬け、麹漬け、味噌漬けなどにして保存し、一冬中食べるようです。冬に品物が乏しくなる昔は、みんなそうやって越冬したのでしょうね。
 美幌市街に住んでいれば、いつでも少しずつ買うことができます。でも、市内とはいえ街から遠い農場にいたり、女満別、津別、東藻琴など大きなお店のないところに住む人たちは、今でも雪や氷で車を出したくない日々に備える必要があるのでしょうか。野菜などはこれから高くなるようですから、今のうちに買いこんで貯蔵できれば、街の人でも生活費の節約になります。
 戸外に保存する場合、雪の多いところだと穴をほって入れておけばいいのですが、この辺はあまれり積もらないようですから、凍ってしまうかもしれません。ホームセンターには大きな漬物用のプラスチックの樽が積まれています。ああいうのに入れて、暖房のない小屋などに入れておけば、冷蔵庫代わりになるでしょうね。そういえばこのあたりでも、大きな物置を庭にすえつけている家が多いようです。子どもの頃くらした山村では、床下の樽から、薄い氷の張った野沢菜や白菜の漬物を取り出して食べた記憶があります。