高橋尚子が負けちゃったね

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 写真は晩秋の美幌峠から屈斜路湖越しに斜里岳を撮ったもの。


 今まで東京国際マラソンのテレビを見てました。こっちは青空が広がってさんさんと陽が降り注いでい

るのに、東京は冷たい雨だったんだね。選手はみんな寒さで思うように走れなかったみたい。特に高橋は

体がかじかんでたのかなー。初めての大敗だったね。こっちの天気を持っていってやりたかったよ。34

歳だもの、若い人みたいに悪条件に適応する余力が体になかったんだと思うな。でも、頑張って再チャレ

ンジしてくれたらいいな。そのときはもっといい天候でね。かっこよくなくてもいいよ、下り坂に入った

体と必死で格闘してるのは、常勝期とはちがう感動もあるから。それで勝てばもっと感動だし。

 やってても見ててもスポーツが魅力的なのは、同じ繰り返しは二度となくて、いつも新しい挑戦からだ

と思う。同じ相手でも試合ごとに条件はちがう。強い相手に勝つことを考える。優勢でも劣勢でも、試合

が終わるまでずっと、まだ結果が変わる可能性があるんじゃないかと、はらはらどきどきする。新しい目

標をもって行動し、結果を目指す。結果そのものより、その途中がすてきなんだよ。きっとこのときに、

脳のなかの線条体ドーパミンがジャブジャブ出てて、それだからあんなにきついマラソンでも続けられ

る。見ているほうの脳では、きっとミラーニューロンがしきりに発火してるんだ。