エゾエンゴサク

             2016年4月14日 能取岬

 この年の岬では4月半ばにエゾエンゴサクの花が咲いていました。ニリンソウなどは

山菜として摘む人もいますが、エゾエンゴサクを摘む人は見たことがありません。縄文

人やアイヌは根の澱粉を食用にしていたようですが、食糧に恵まれた現代人は保護のた

めに移植することはあっても、食べるために根を掘ることはしないようです。それだけ

に、純粋に野の花として春を歓ぶ北海道人の目を歓ばせる野草になっています。上の写

真では青と青紫だけですが、花の色に変化の多い草で、美幌せせらぎ公園や美幌美富自

然公園などで、白や赤の花を見ることもあります。