老いの特権、二度寝の楽しみ

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 昨日に懲りて、今日も暑くなりそうなので、涼しいうちにとパソコンに向かっています。昨夜は扇風機つけたまま寝て、1時ごろ目がさめて止め、タオルケットを一枚追加しました。若いときは夜中に目が覚めたまま寝付けないと、いらいらしてうたた転々という状態でしたが、いまはとても楽しい時間になりました。明日の仕事でだれかに迷惑かけるわけじゃないし、昼寝したって文句言う人はいません。一人暮らしの隠居の特権ですね。引越しのとき餞別に何本かもらったジョニ黒がまだ残っていましたから、それで薄めのハイボールを作ったら、うまいのなんのって。幸せ!って感じ。
 最近は、少しアルコールが入って、それでも眠気が来ないときに、創造力がいちばん活性化します。次々書きたいテーマが浮かんで来ることが多いんですが、アイデアが出なければ出ないで、別な楽しみがあります。昼間硬い本を読んでいると眠くなって長続きしません。眠くなければ読めるわけです。読み続けて、眠くならなければはかがいくし、眠くなったら二度目の甘い眠りに身をゆだねればいい。
 二度寝のときに夢を見ることが多いんです。あまりいやな夢は見なくなって、夢とわかっていて楽しんでいます。エロティックな夢のことも。年取ったら枯れて性欲なんてなくなると思ったら大間違い。ただ、現実にはチャンスがないから(そうでない人もいるようですがーうらやましい!)、幻想世界は貴重なんです。これはセックス関連だけのことじゃなく、行動に制約が増える分だけ、観念・妄想の世界が肥大して、そこでの楽しみが大きくなります。いいものを読むこと、観ること、聴くことを、しみじみ味わえます。それに、自分なりにうまく書けたと思えるときも。
 老いて体が利かなくなっていったらつらくなるばかり、と思っていましたが、そうでもないんですね。老いには老いの楽しみがあります。それに、いやなことから逃げる自由も増えます。埼玉にいたときはそんな心境になれませんでした。こっちに来たのがよかったのかも。

 常連さんだけでなく、ランダムからも来てくれるときには、どっと訪問者が増えます。テーマの好みは人それぞれでしょう。せめて写真だけでも楽しんでもらえるといいな。今日はサロマ湖北岸の、湧別町桜ヶ丘付近の風景です。この辺はあと一ヶ月か二ヶ月たつと、アッケシソウ(サンゴ草)で真っ赤に染まるようです。