昆布干し

             2016年7月22日 霧多布岬
 
 浜中町の海岸線は浜中湾と琵琶瀬湾、その中間に突出した霧多布岬から成ります。そ

のあちこちに小石を敷いた昆布干場が設けられ、人々が忙しく働いていました。若いこ

襟裳岬に泊って、コンブ漁に出ていく船団を見たことがあります。早朝に合図のサイ

レンが鳴って、待ち構えていた船が一斉に海に乗り出します。そこからは他の船より少

しでも早く目をつけていた好漁場に到着しようとする競争です。各船が全速力で競争

し、勇壮でした。ここでもたぶん似たようなことが行われているのでしょう。そして満

杯の昆布を積んだ船が戻ってきて、昆布干場に広げて乾燥を待ちます。