細岡の散歩道

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 釧路湿原の話題を続けます。391号線から細岡展望台に導くのは、はじめは達古武(たっこぶ)沼に沿っている広い道です。この辺にはモリウツギの白い花とサンザシの赤みを帯びた花が咲いていました。カヌーから見える湿原を緑以外で彩っていたのが、この二つのでした。いつか写真を載せます。沼から逸れると急に道は細く舗装は不完全になります。訓網線の踏切を渡ってからは、線路と釧路川にはさまれて走ります。ちょうど一両だけの列車(一両だけでも列車なのかな?)が来たので、あわてて写真を撮りました。これもいつか。道には車のすれ違いのために待避所がたくさん設けられていました。
 展望台下の駐車場に車を置いて急な山道を5分ほど登ると、ビジター・センターに出ます。途中で延齢草の花を何度も見ました。木道の隙間にも咲いています。この花は塘路湖岸の藪にもたくさんありました。センターから展望台までは7・8分だったでしょうか。歩きながら(写真)、奥多摩から大菩薩嶺に登る道を思い出しました。大学に入ったばかりのころ、多いときは2週間に一度くらいの割合で、一人で奥多摩や奥秩父の山々を歩いたものです。こういう緑の中にいると、気持ちがとても落ち着きます。
 湿原の写真を撮ってから、釧路湿原駅(写真)まで往復しました。小さな山小屋みたいな風情のある駅舎です。この散歩道全体で標準は40分だそうです。シダやたらの木をたくさん見ましたので、藪に入れば山菜採りもできそうでしたが、そういつも誘惑に負けるわけではありません。どうせ宿で食べられるとも思いましたし。