雪雲

タムラ、ススキって種名でもあるけれど属名でもあるよね。ススキ属はカヤの各種をまとめたものでしょう。写

真の前3枚は種としてはススキでないけれど、カヤの一種だと思って。ちゃんと確かめたわけじゃないから、ちが

うかもしれないけど。ところで、カヤと葦(ヨシ)って別物?イネ科の植物は苦手だよ。

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 ちらちら雪が止んだときに、土手に上がって四方の空を撮りました。青空も出ているけれど、雲にはまだ終わっ

たわけではないよと言うような気配も。案の定、しばらくしてまた降りはじめました。


 いまから50年近く前のことだが、浅草六区の映画館通りを歩いていて、よく声をかけられた。おにい

ちゃん、いい仕事があるよ、と。耳元でささやくのは手配師である。うっかり彼の言葉に乗ったら、山奥

のダムかなにかの飯場で、身体を壊すまでこき使われ、逃げ出せばリンチされただろう。当時は民間

の労働者供給事業は非合法だった。手配師はヤクザの下っ端である。
 
  賃金を中間搾取する闇の仕事が、今では「人材派遣業」というりっぱな名前になった。国際的な大企

 業も出資する、堂々たるビジネスである。人を商品として扱う業務実態は変わらないのに。暗いイメー

 ジのある「飯場」や「手配師」という言葉も、もうほとんど死語だ。
 
 ハケンは正社員とちがって、低賃金で、いらなくなれば容易に解雇でき、受け入れ企業は保険・保

障も負担しない。経営者と出資者にとって、身内・仲間である幹部社員以外の労働力は、できるだけ

削減したいコストだ。合法化された手配師が安く労働力を提供するのは大歓迎。それで正社員の採

用を縮小できる。あぶれた求職者はハケンで働くしかない。派遣事業が隆盛する。儲かるから大企業

も参入する。ハケンが増えて、ますますまともな雇用機会が減る。一般労働者にとっての悪循環が始

まって、社会的格差が拡大した。野放図な「儲けるが勝ち」主義の自然な結果である。

ワーキングプアが増え、社会が不安定になって、派遣制度を規制し正社員化を促進しなければという

 機運が出てきている。だが、目の前の儲けを最優先する投資家や経営者の反対を汲んで、自公は何

 やかや屁理屈をひねり出して足を引っ張る。1116日の新聞によれば、民主党も派遣法改正を骨抜

 きにする修正に応じた。この問題はどんな社会を目指すべきかのビジョンがかかっているのに。