海凍る
まりさん、歩いていると暖かくなるので、-20度の朝の散歩は見た目よりきつくないですよ。若いとき、お正月
っという間に-30度以下に下がって、怖い気がしたこともあります。今はいつでも家に帰れる近間の平地ですか
ら気楽なものです。
ムール貝50個ってすごくないですか。アサリよりずっと大きいですよね。
サイタマンさん、今気がついたのですが「ムダの効用 36」の末尾がアップされていませんでしたね。さっきあわ
てて再度付け足しましたが、ワードからブログに移して操作するのに手間取りました。直接書き込むより面倒で、
今度のような不手際が出たりもします。
今も昔も人はきれいなものに惹かれるのでしょうね。きっと職人的技をもつ人がいて、根気よくヒスイを削ったの
でしょう。本人は楽しんでしこしこ作業したと思います。完成すると、祭りのときなどに持ち出してみんなで感嘆し
たり何か願いを込めたりしたのかな。部落のだいじな財産になったでしょう。
労働がカネのための「苦役」になって久しいので、現代人はこれだけたいへんな仕事をするのは誰かに強制さ
れたにちがいないと思うかもしれません。でも部族段階では長老も職人も専業ではなく、狩もすれば漁もしたは
ずです。きつくてもそれも奪われたくない楽しみだつたと思います。
卑弥呼の時代には宝物が地位的財として私蔵され、死後は特別大きな墓にいっしょに埋められるようになって
いたようです。狩猟採集の10倍をはるかに超すと推定される稲作の生産性が巨大集落を可能にし、余剰が消費
専門の支配層に集積されたので、そんな贅沢ができるようになりました。せいぜい500戸程度の縄文集落では
多分無理ですね。
ここ2日ほど南風が吹いて気温がゆるみ、網走とその近辺は海面が現れているようです。天気のいい日に氷
原の先に浮かぶ白い知床の山々を撮りに行くつもりでしたが、しばらく待たなくては。まだ2月初めですから、こ
のまま去ることもないでしょう。紋別、ウトロ方面ではしっかり接岸しています。上の写真は1月22日の能取岬
の海です。