空のオジロ
わたしの足音に気づいて川岸の木から飛び立ち、大空高く飛翔し、再び川岸に戻るオジロの姿を追ってみまし
た。近くで翼を広げていると、2メートルにもなるその大きさは迫力があります。遠い空では距離感があいまいで
比較するものもないので、初めのころは小鳥なのかカラスなのかワシなのかまったくわかりませんでした。いま
は飛びかたからなんとなく判断がつくことも。
影響が現れているようです。世界が一つの運命共同体になってきていると、あらためて実感します。
報道によると、チュニジアに続いて、新しい情報手段を通じて確かめられた人々の共通意思が大衆行動になっ
た、その結果の政変ということです。武装蜂起や軍事クーデターによらない下からの体制変革が可能になってい
る、そういう認識が広がることの意味は予想以上に大きいのかも。
これまでの強権による弾圧の結果、代わって政権を担うまとまった勢力はできていないようです。安定するまで
前途多難でしょう。なんとか犠牲者をこれ以上増やすことなく、軟着陸できるといいのですが。