透けて輝く氷花

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 東京で桜の開花が宣言されたと、きのうの新聞が伝えていました。美幌はまだ夜はほとんど零下です。それで
 
も庭には、少しずつホウレンソウやイチゴが緑の葉を見せはじめています。もう氷花の季節は終わりでしょう。写
 
真は12日の朝のものです。
 
 
 原始林と思われたいたアマゾンのジャングルの下に、田園都市群の大きなネットワークの遺跡が眠っていた。
 
日経サイエンス」2010年1月号にそんな記事がありました。1000人以上がくらす中核都市と、より小規模ない
 
くつもの町が、幅の広いまっすぐな道路で結ばれていたのだそうです。今はその家、庭、畑、果樹園跡の上に広
 
大な密林が広がっています。
 
 インカ、マヤ、アステカなどの、石造中南米都市文明についてなら、これまでも断片的な情報を読んだり見たり
 
しました。今度見つかったのはそれとはちがう田園型の文明だったようです。枯葉一枚落ちていない道路、周期
 
の長い輪作を行い土壌肥沃化技術を施した耕地、植生を管理した近くの林、密林を残した部分。さらに、ボリビ
 
ア・アマゾンの長さ21キロ、幅10キロにおよぶ人造湖など、環境保全と開発を両立させる長期プランがあったと
 
わかってきているみたいです。
 
 アマゾンの古代人は密林の多様性を活かす文明を築いていたのに、現代人はバイオエネルギーのためと称し
 
て、地球の肺といわれるこのジャングルを、どんどん絶滅に向かって追い詰めている、ということですね。