がんばるビオラ

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 まりさん、ハノーファーは人口が美幌の20倍以上で歴史ある大都市ですね。緯度はここより10度近

く北ですが、大きな暖流の影響があるというから、似た気候かもしれません。そちらと日本、離れた二つ

の場所に心を置くくらし、いろいろあると思います。ご自愛ください。一度も国を出たことのないわたし

には、見せていただく街や郊外の写真が楽しみです。


 -10以下にもなるのに、ビオラはけなげに花を咲かせています。鉢に置いた株なんて、外水道を止め

てから一度も水遣りをせず、土はからからに乾上っています。畑では、食べ切れなかったサラダ菜が凍み

て腐ち、土はほとんど1日中凍っています。そういう場所で半分しなびながら、それでも陽が射せば明る

い色彩を輝かせるのですから、何ともたくましい生命力です。


 縄文海進の前は、大陸から南下してきたナウマン象やヘラジカなどがこのあたりを闊歩し、旧石器人が

さかんに彼らを狩立てていたのでしょう。海進後の温暖期には、ビオラのように1年で何回も種を作るス

ミレがあったのかもしれません。今ではこのあたりの野生スミレは短い一時期で繁殖を終えて、長い冬を

地下で耐えています。ビオラはもともと人工交配で作られた種じゃなかったかな。それが野生化してウチ

の庭でがんばっています。今の気候が続いたら他の野生種と同じような進化をするのかも。