夏の田園
長雨が終わってようやく夏らしくなった8月の田園風景です。刈入が終わった麦畑では、トラクターが
刈跡の残株を細かく砕いてまき散らしていました。来年耕作のときに土と混ぜ合わせるのでしょうか。去
年と今年では同じ場所に植える作物の種類がちがうようです。麦、ビート、豆、タマネギ、ジャガイモ、
ネギ、ニンジンなど、年ごとに作物を変え、それぞれに固有の病原菌が繁殖するのを防いでいるのでしょ
うか。連作による収穫低下を防ぐノウハウがあるのでしょうね。
麦畑の隅には脱穀後の麦わらがロールにして置かれています。家畜の飼料にされるのかなー。大きなロ
ールです。現代農業は、少なくても北海道では、ほとんどの作業が機械で行われいるみたい。4枚目の
青々としている畑は多分ビート。最後のは小豆でしょうか、それとも金時か白花豆?整然と並んだ畝が、
農家の庭先まで伸びています。葉の茶色が濃くなると、刈り取りから脱穀・袋詰めまで、トラクターで一
気に行われるのでしょうか。
子どものころにいた魚沼地方の山村では、田植えにしても稲刈りにしても人の手で行われていました。
雪のあるうちにそりで堆肥を運び、雪が消えてから田起こしをするときは、牛が使われていました。それ
でも牛を飼えないほど貧しい家もあって、子どもに学校を休ませたりして、一家の労働力を総動員して人
力でそりを引き、土を耕すこともあったようです。見るからに過酷な労働で、わたしにはできない、やり
たくないと感じたものです。
アスパラやイチゴの摘み取りなどは今でも人がするのでしょう。とすれば、その労賃がありますから安
くならないのも当然です。全体としては昔ほど人の筋力に頼らなくなっていると思いますが、その代わり
機械、肥料、農薬など、投資しなければならない資金がかさみます。市況や天候を考えて作付けの計画を
立て、消費者の好みの変化や農政・貿易交渉の行方まで注目するとなれば、頭脳労働の面も大きくなりま
す。田園風景はのびやかですが、経営は気楽ではないのでしょうね。
刈跡の残株を細かく砕いてまき散らしていました。来年耕作のときに土と混ぜ合わせるのでしょうか。去
年と今年では同じ場所に植える作物の種類がちがうようです。麦、ビート、豆、タマネギ、ジャガイモ、
ネギ、ニンジンなど、年ごとに作物を変え、それぞれに固有の病原菌が繁殖するのを防いでいるのでしょ
うか。連作による収穫低下を防ぐノウハウがあるのでしょうね。
麦畑の隅には脱穀後の麦わらがロールにして置かれています。家畜の飼料にされるのかなー。大きなロ
ールです。現代農業は、少なくても北海道では、ほとんどの作業が機械で行われいるみたい。4枚目の
青々としている畑は多分ビート。最後のは小豆でしょうか、それとも金時か白花豆?整然と並んだ畝が、
農家の庭先まで伸びています。葉の茶色が濃くなると、刈り取りから脱穀・袋詰めまで、トラクターで一
気に行われるのでしょうか。
子どものころにいた魚沼地方の山村では、田植えにしても稲刈りにしても人の手で行われていました。
雪のあるうちにそりで堆肥を運び、雪が消えてから田起こしをするときは、牛が使われていました。それ
でも牛を飼えないほど貧しい家もあって、子どもに学校を休ませたりして、一家の労働力を総動員して人
力でそりを引き、土を耕すこともあったようです。見るからに過酷な労働で、わたしにはできない、やり
たくないと感じたものです。
アスパラやイチゴの摘み取りなどは今でも人がするのでしょう。とすれば、その労賃がありますから安
くならないのも当然です。全体としては昔ほど人の筋力に頼らなくなっていると思いますが、その代わり
機械、肥料、農薬など、投資しなければならない資金がかさみます。市況や天候を考えて作付けの計画を
立て、消費者の好みの変化や農政・貿易交渉の行方まで注目するとなれば、頭脳労働の面も大きくなりま
す。田園風景はのびやかですが、経営は気楽ではないのでしょうね。