水芭蕉わずかに白く

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 この前話題にした「世界で一番寒い村」が、今日午後2時からNHK・BSハイビジョンで再放送されま

す。興味のある方はごらんになってください。


 おとといエゾエンゴサクがそろそろかなと思って能取岬に行ってみました。美幌町は青空が広がるいい

天気だったのに、岬の空は黒い雲に覆われ、わずかに知床連山のあたりが薄紅色に輝いていました。オホ

ーツク海から吹く風は冷たく、車に常備していたマフラーをまとい、手袋をはめてから歩きはじめまし

た。目当は去年4月半ばに咲いているを見かけた崖上です。でも萌えているのはフキノトウだけ。駐車場

裏と道路わきで何か採っている人の姿を遠望できます。多分フキノトウです。フリペに蕾のものを買い取

るという広告が載っていました。

 岬からの帰路、呼人半島に立ち寄りました。網走湖には女満別湖畔と湖西端の他に、ここにも漁港があ

ります。たくさんの舟が埠頭に整列して陽に輝き、数人の漁師さんがタバコを吸いながら談笑していま

す。湖はまだ一面の氷。それでも護岸内側の森のなかは雪融けの水でぬかるみ、水芭蕉が顔を覗かせてい

ます。苞はほとんど開いておらず、白い芽も枯葉や泥に汚れています。大きな白い苞が林床を清楚に彩る

のは、来週からでしょうか。福寿草の次はエゾエンゴサクかと思っていましたが、水芭蕉の方が早いよう

です。