岬の空にオオワシが舞う

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 岩城さん、わたしも学校に行ってたころの気持ちをまだ忘れきってはいません。あのころとその後とで

は、皮膚の表面に開いた傷をこすられるひりひりする痛みと、内臓に響く鈍痛がちがうように、心が受け

るダメージの質がちがうみたい。学校時代は、教師、先輩、同級生、後輩など、自分が選んだわけじゃな

い相手と無関係でいられないからつらいのかも。親きょうだいも選べないよね。仕事でもそういうところ

はあるけど、自由度が少し大きい気がする。ネットならいやな相手とはまったく付き合わなくてもいいん

だけど。現実には小学生でさえ、能天気な大人が思うほど無邪気でも牧歌的でもないですよ。まして今

は、学校に縛られた日々のつらさが昔より心の深いところまで入り込む時代のようだし。


 6日、沖に流氷が見える岬の上空では、オオワシが何羽も飛び交っていました。遠いからなかなか望遠

の狭い視野に捉えられず、うまくピントが合いません。それでも尾だけでなく翼の前部が白いのがわかり

ます。オジロワシにはこれがありません。

 この日と次の日に流氷観光船おーろら号に乗っていた人はラッキーでした。形のいい蓮の葉氷が密集し

ているところを見られたのですから。フリーペーパーに写真が載っていました。岬からは白い帯でしかな

いのにね。きのうは天気が悪く、流氷速報のチャートは雲だらけ。網走沿岸からは5キロほどしか視界が

なくて、氷は見えなかったでしょう。天気が悪いと観光船も出ません。遠方からの観光者は天気に合わせ

てスケジュールを変えるわけにいかないので、当たり外れがあります。