薄暮に浮かぶ水芭蕉 1

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 かまってさん、ありがとうございます。嘴の形も首の下が白いのも確かにコクガンとはちがいますね。

ウエブの図鑑で確認しました。まさしくオナガガモ。また鳥の名を間違えたらよろしく。ブログ拝見しま

した。おもしろい写真がたくさん載っていますね。


 網走湖呼人半島西側湖畔の林で水芭蕉を見ました。半島東を通る国道の両側、遊歩道、女満別湖畔の群

落のことは前から知っています。半島西側を訪れたのは今回が初めて。近づけない湿地が多いので全体は

わかりませんが、水際から林の奥までずいぶん大きく広がっているみたいです。湖畔に至る舗装道路の右

側に少し乾いたところがあって、踏み込むことができました。明るい日射しを受けて輝く姿もすてきです

が、薄暮のなかに浮かぶ白い群も神秘的でいいですね。

 初めて水芭蕉が好きになった場所は、50年近く前に学生のとき行った尾瀬ヶ原です。その後まだ雪深

い春先から小屋が閉まる寸前の晩秋まで何度も訪れ、あやめ平や尾瀬沼の周りを歩き、至仏山、景鶴山、

会津駒に登り、南会津銀山湖にまで足を伸ばしました。最近のようには荒れてはおらず、至仏山もあや

め平も自由に歩くことができました。入る人がまだ少なく、桧枝岐では娘を旅人の夜伽に出すという噂が

残っていた時代です。さすがに夜伽は。でも、1日2本しかないバスを待つているとき、停留所近くの家

によばれ、お餅やら煮しめやらご馳走になったことはあります。

 尾瀬ヶ原水芭蕉は、広大な草原で雪が消え残る池糖の周りに広がり、開放感がありました。網走湖

辺は朽木や枯枝が目立つ林間の湿地に咲きますから、夕暮れや早朝の薄闇のなかが魅力的です。