華やぐ春の予感
ぐ春の予感に満ちていました。ここ北国では、林さんのところのような桜はまだまだです。でも、雪の解
けたところから福寿草(だと思う)の蕾が頭をもたげ、ふきのとうが雪の下から顔をのぞかせ、何種類も
の小鳥たちが群れてさえずっていました。今朝も家の周りはうっすらと白くなっていますが、すぐに融け
るでしょう。
とはいえ、林さんにならって豆炭コタツで暖をとるのは無理ですね。夜の外気はいぜんとして零下です
し、今日の予報では最高気温が1度です。去年越してきたとき、補助暖房にエア・コンは使えないかと言
って、地元の人に笑われました。エア・コンが効くような寒気じゃない、と。それに、建物の機密性が高
いので、排気が室内に残る器具は危険です。それでもいまは、陽が出れば室内は25度近くなりますか
ら、昼はほとんど毎日ストーブを消します。
昨日午後の明るい陽射しに誘われて、スコップで庭の雪をつついていたら、隣のおばあさんが、「それ
では割れないでしょう」と、とても重いつるはしを貸してくれました。表面はやわらかくても、下はがち
がちに凍っていますから、確かにこの方が役立ちます。でも、振り上げすぎると腰が心配なので、すぐに
返しましたけど。外に出ていると何かと話しかけてくれる人が増えました。
数日前に近所の人に誘われていっしょに美幌川の土手を歩いていたとき、彼が消え残る雪の上からカメ
ラのキャップを見つけました。わたしがスキーで歩いてなくしたものです。北見のカメラ屋で代わりを買
ってはいましたが、よく落とすので助かります。この日の収穫をふき味噌にしてありましたから、昨日の
せせらぎ公園では写真に撮るだけにしました。これから一ヶ月ほどは、場所を変えればいくらでも取れま
す。それが終わるとさまざまな山菜の季節です。フキとこごみは場所を知っていますが、今年はセリやワ
ラビの取れる場所を誰かから聞きだそうと、狙っています。