北見早春

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 富山から来た父と子には、雪に照り返る光がまぶしかったようで、父はわたしのサンバイザーをほしが

り、腕の中の赤子は目をしばたいていました。わたしは慣れてしまいましたが、湿気の多い裏日本に

いると、道東の乾いた空気のなかでは早春の陽光も強く感じられるのでしょう。広い森林と畑地が空気を

清浄に保ち、雪が道路のチリも抑えます。

 雪原と山の木々の色を同時に写し撮るのはむずかしいですね。ふつうの露出では雪が青くなり、露出を

上げれば陰影が消えます。肉眼で見る北見丘陵地帯のたおやかな曲線は、いまの時期が一番魅力的かもし

れません。このあたりはもうすぐ黒い畑土が露出し、さかんにもやが上がるでしょう。

 最後の写真の主は今日富山に帰ります。今度会うときにはジイジの腕では長く抱けないほど重くなって

いるでしょうか。